パニック障害や全般性不安障害は治ります。言い切るには理由があります。
私がパニック障害や全般性不安障害の一番つらい状態から回復しているという経験を持っていることもそうですが、ブログなどで多くの方が「治った」「克服した」と報告されてるからです。
また、多くの書籍やホームページでも心療内科や鍼灸師の方が「治った人は多くいる」と仰っています。
パニック障害の方は1000人に16人~21人、全般性不安障害の方は1000人に64人くらいいると言われています。
それくらい多くの患者がいる中で、非常に沢山の方が治り、克服されたのですから、パニック障害や全般性不安障害は治らない病気ではないことがわかります。
「そうは言っても自分は治らないかも・・・」
「他の人と自分とでは状況が違うから・・・」
「治らない人だっているんだから・・・」
このように考える方もいると思います。私も一番症状が辛い時期は、「自分はきっと潜在的に(パニック障害や全般性不安障害が)治らない体質なんだ。何年経っても治らないんだ。」と絶望していた時期がありました。
徐々に回復していく過程の中にあっても、心のどこかではいつも『症状の「ぶり返し」』を恐れていました。
しかし今ではかなり克服できていますし、いろいろ感じていた不定愁訴もほとんど回復しています。もちろん完全に消失した不定愁訴もたくさんあります。
そして今では、「たとえぶり返したとしてもここまで回復させた過程があるのだから、次も回復させることができる」と考えられるまでになりました。
パニック障害や全般性不安障害を治すために
『私は治らないかも』と考えてしまう気持ちはものすごくわかります。パニック障害や全般性不安障害を克服された方の多くが、「その気持がわかる!」と言うでしょう。
治った方の多くが同じ気持を持っていました。私ももちろんその一人です。そして私もかなり回復しています。
この事実から導き出されることが一つあります。パニック障害や全般性不安障害を治すために、そして克服するために以下のことを知っておいてください。
そのかわり、『治るかも』という希望や目標も打ち消すことはありません。
辛いのはわかります。絶望感や不安感でいっぱいになることもわかります。でも、同じような状況から回復した人はたくさんいます。これは事実です。
『治らないかも』と『治るかも』。この二つが混在している状態で構いません。その中で自分ができることを少しずつやっていけば、薄皮を剥がすように(波はありますが)少しずつ右肩上がりに回復します。
そうすれば、『治る(克服できる)』というのが本当に少しずつですが体感できていきます。そうなると正のスパイラルが働き、治る勢いも徐々に上がっていきます。
再発だって怖くない
なお、パニック障害や全般性不安障害で苦しんでいる方の中には、治った後の再発を恐れている方がいます。
しかし、パニック障害や全般性不安障害をキチンと受け止め、正しく理解し、無理なく上手に昇華できれば、再発は怖くなくなります。
今の段階では私が何を言っているのかわからないかもしれませんが、正しい方法で治していけば、この意味がだんだんとわかってくると思います。
大丈夫。パニック障害や全般性不安障害は治ります。
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