パニック障害や全般性不安障害を自分で治す
パニック障害や全般性不安障害は自分で治すことができるのかどうか。この疑問は多くの方が持っていると思います。この疑問の答えはYESでありNOでもあります。
なぜなら、『自分で治す』ということがどういうことなのか、その定義について考える必要があるからです。この部分を把握しておかないと、他の人の発言に振り回されることになります。
 
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パニック障害や全般性不安障害は自分で治すもの
医者の治療方法は薬を使う薬物療法を基本としています。そのためいまだに多くの医者が「薬を飲んでいれば治ります」と言うそうです。
しかし、薬はあくまで効果の高い治療方法の一つであって、薬の服用だけで治そうと思うと少し無理があります。人によっては思考の癖や環境も改善する必要があるからです。
薬だけに頼っていれば治るという気持ちが100%ではなかなかパニック障害や全般性不安障害は治りません。パニック障害や全般性不安障害になった根本原因は薬だけでは取り除けないからです。
この意味で考えれば、パニック障害や全般性不安障害は薬だけで治すのではなく『自分で治すもの』と言えます。
パニック障害や全般性不安障害は自分一人だけで治すものではない
しかしながら、パニック障害や全般性不安障害は自分一人だけで治せるものではありません。誰かの力を借りたほうが断然治りも早いですし楽です。
そもそも不安というものは一人で抱えていると大きく膨らんでいくものです。どこかで不安や悩みを手放したり割り切ったりすることが必要です。
パニック障害や全般性不安障害の場合は不安に加えて不定愁訴が付きまとうため、割り切ったり手放したりというのが難しいかもしれませんが、誰かと話すことで新しい思考方法に気付いたり、自分の今現在の思考の偏りに気付いたりできます。
カウンセラーや専門家が書いた本は、思考の癖を正しい方へキチンと誘導しますので、とても参考になると思います。もちろんカウンセラーに直接指導を受けるのも良いです。
薬物治療も非常に大きな助けとなる治療方法ですので、医師の指導も大きな助けとなるでしょう。
家族や友人の励ましやサポートが助けとなることも多いでしょう。ただし、家族や友人は専門家ほどパニック障害や全般性不安障害の知識を持っていないため、何気ない一言が重く感じることもあります。
こういった場合、相手にキチンと説明する環境を作る必要があります。自分だけでは難しいなら専門家も交えて話します。
また、専門家のアドバイスに対しても、素直に聞ける心を持っていないと「私のことを分かった風に言わないで!」などと、反発した見方をしてしまうこともあります。
こうならないため、自分の思考の癖をキチンと捉えて、場合によっては見直すことが先決である方もいます。
ただ、総合して考えると、やはりパニック障害や全般性不安障害の回復は自分一人で抱えるよりも、開き直って周りの助けを借りたほうが治りは早いです。
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