ネットを見ていても、同じパニック障害や全般性不安障害の方の中で「小さい音が怖い」という症状を訴える方がいますが、すべて神経過敏から来ている症状です。
『不意の音が怖い』という『不安』に捕らわれると、音に対して予期不安を覚えてしまう方もいます。
私も症状の中に『音過敏』というものがありました。ちょっとした音でもビクッとなってました。テレビの音も小さくしていましたし、飼っている犬が突然吠え出すのも苦手でしたね。
音が苦手という症状と対策
私の場合、音の対策方法として、部屋にいるときはテレビの音などは自分の好きな音量で聞けたので、かなり小さい音に設定していました。
家族と一緒の部屋に行くときは、耳栓を使っていました。居間では結構大きな音でテレビの音を付けていたので、耳栓をしないと体の調子が悪くなったからです。
もちろん家族にはあらかじめ「音対策をしているよ」ってことで、耳栓を付けることは告げていました。声が聞き取れなかったら申し訳ないと思っていたからです。
ただ、そもそもパニック障害や全般性不安障害の症状で聴覚神経が過敏になっているため、耳栓を付けていても家族の声は聞き取れていましたけどね(;^ω^)
耳栓の対策方のお陰で不意の音でもショックがずいぶん和らげました。ただ、ずっと付けていると耳の中が痛くなる可能性もあったので、使うシチュエーションはいくつか限っていました。
食事の時と寝るときです。家族が朝に起きだした時、その生活音で私が起きてしまうことがあったからです。
音に慣れるため、そして気持ちを落ち着かせるため、パソコンでリラックス効果の高いと言われるCDを流していたこともありました。
「不意の音が怖い」というのは誰でもあるのですが、パニック障害や全般性不安障害の予期不安までの症状となると、『大きな音が出てくるかもしれない』という、いわゆる先読みの恐怖に取り付かれます。
音が怖いというのはもちろんですが、『不意の音』を怖がるあまり、『音に驚いたときの恐怖』に対して想像し、怯えて不安になってしまうんです。典型的な予期不安ですね。
先読みで音を怖がらないようにするため、私は音を流していれば脳が慣れるだろうと思いから、耳障りの良く脳をリラックスさせるという音楽を流していました。
この対策方法に効果があったかどうかはわかりませんが、幸いなことに私は音に対する予期不安の症状はそれほどなかったです。
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