医者が病名を告げない理由「病院に行っても病名を教えてくれない」と訴える方がいます。



なぜ病名を告げない医師がいるのでしょうか。理由の一つに、医師が慎重に治療診断をしているということが上げられます。



精神疾患はパニック障害や全般性不安障害だけではありません。うつ病や統合失調症などたくさんあります。



そしてこれら精神疾患と呼ばれるものは、症状が似通っていることが非常に多いです。そのため早い段階で診断を下しにくいという面があるのです。



また、病気を確定して患者に先入観を与えたくない、または、わざわざ病名を確定して治療(主に処方薬)の処方の柔軟性を無くしたくないというのも理由の一つに上げられます。


多岐にわたる症状

医者が病名を告げない理由2パニック障害も全般性不安障害のどちらにも、不安症状や恐怖症状、うつ症状や離人感を訴える症状があります。



共通している似たような症状を持っていても、それぞれ別の症状に強い反応があるだけで違う病名を付けられることも結構あります。



パニック障害と全般性不安障害の病名診断についてもそうです。


全般性不安障害の病名だけ告げられた人でも、パニック発作を何度も経験しているという人は多くいます。



反対にパニック発作の頻度が少ない人でもパニック障害と診断されることもあります。



全般性不安障害の症状の一つである抑うつ症が強い時に病院で診てもらうと、うつ病の診断も加わることもあります。




医者が病名を告げない理由3それぞれの病気に対して、ある程度の診断基準は決まっているものの、先生によってその線引が異なることは非常によくあるのです。



診断する側はそれをわかっているため、あえて病名を確定しない先生がいるのです。



病名で処方薬を決定するのではなく、症状を見て処方薬を決めるという診断の流れはだいたいどこの心療科も同じですからね。



カルテには病名がきちんと書かれていますが、患者に伝えないという先生はおそらくこういった上記の理由から患者に病名を告げないのだと思います。


パニック障害と全般性不安障害

医者が病名を告げない理由4私は最初に告げられた病名は『全般性不安障害』です。しかし、のちに別の先生の診断では「最初はパニック障害で、後に全般性不安障害を併発したのではないか」と言われました。



病気を発症した最初の頃、私はパニック発作を何度も起こしていたので「全般性不安障害という診断はちょっと違うんじゃないかな~」と感じていました。



その後、三年後に別の先生にお話したところ、「最初はパニック障害で後に全般性不安障害を併発した」と言われて、『やっぱりね』と思ったのをよく覚えています。



ただ、病気がかなり回復している今では、病名はそれほど重要ではなかったなと感じます。



当サイトはインターネットで検索してもらいやすくするためにサイト名を変更しましたが、私の治療経験上はパニック障害であろうが全般性不安障害であろうが、病名はそれほど関係ないと確信しています。


病名は関係ない!

医者が病名を告げない理由5今まで原因がわからなかった著しい体調不良に対して、医者が「パニック障害」あるいは「全般性不安障害」と病名を告げられることで、とりあえず安心できるという面は確かにあります。



ただ、全般性不安障害であれパニック障害であれ治し方は共通しています。



当サイトの名前を『パニック障害や全般性不安障害の治し方』とまとめて表記している理由は、着目すべき点や治し方が共通しているからです。



医者が病名を告げない理由6試しにネットでパニック障害と全般性不安障害のそれぞれの治し方を検索してみてください。治った人のブログや現在治療をしている人の治療方法、やっていることなどはほぼ一緒です。



それに加えて病院で処方される薬もほとんど一緒です。薬は患者の体質や体調、そして医者の治療方針によって処方薬に若干の違いはありますが、処方される薬の種類は一緒です。



さらにはうつ病で処方される薬もほとんど一緒。



まぁうつ病と全般性不安障害、うつ病とパニック障害では、症状も違う点がありますし認知行動療法などのやり方が若干変わるため、うつ病との区別は必要だと思いますけど。



医者が病名を告げない理由7でも認知行動療法をきちんと指導する心療科や精神科はほとんどありませんから、そういう意味では患者側からすると「病名を分ける理由はどこにあるの?」と感じます。



というわけで、パニック障害と診断されようが全般性不安障害診断されようが治療方法に大差はないと言えると捉えることもできるのです。



つまりは病名にはこだわらず、症状が発生した根本原因を認知し、それを受け止めそして少しずつ解決していく、あるいは改善していくようにすれば良いということです。



継続すれば必ず症状は改善されていきます。治った人がこの世の中に確実に存在するのですから間違いありません。