最初の心療内科から2ヶ月後、なかなか体調が完全回復しない私はさらに離れた心療内科に行くことにしました。そのクリニックを選んだのは、漢方薬の処方を行っていたためです。
あなたは全般性不安障害です
相変わらず電車での移動は心臓バクバクで非常につらいものでした。その当時は呼吸法を覚えていたので、冷たい水と呼吸法を駆使してなんとか電車に乗りました。
自宅での性格ではパニック発作はなくなったものの(圧迫感や不安感は残っていました)、外出したり電車に乗ると血の気が引いたり冷や汗が出る症状は出ていました。
クリニックになんとか到着して受付を済ませ、待合室で問診票を記入。その後、看護師に呼ばれて子供の頃の経験や今の環境などについていろいろと聞かれました。
前に一度だけ行った心療内科で近況やこれまでの状況を色々聞かれた経験から、今回の初診時にはA4用紙に発症時期や症状についてまとめたメモを持参しました。⇒症状メモを作成する
これでかなり時間短縮ができました。
過去の出来事や今現在の環境が精神に影響を及ぼすことは当たり前にあるため、そのことも把握して診察しようとする姿勢があるクリニックは優秀だと思います。
話すのに抵抗がある内容もありましたけどね(;^ω^)
さらに数十分待った後、ようやく診察室に呼ばれました。そこで病名を聞いたところ、A医師に「あなたは全般性不安障害です」と診断されました。
なお、2014年8月に別の先生に診断してもらったところ、この時期の私の症状は「パニック障害に該当する」そうです。ちなみに、全般性不安障害を併発したのは2011年の3月末以降だそうです。
漢方薬をお願いします
いろいろと話しをしたあと、処方薬について聞かれたので、「漢方薬を試したい」と伝えました。
別の病気で薬を飲んでいた時に偶然(?)パニック発作になった経験から、どうしても薬に恐怖感があったためです。漢方薬を処方する心療内科を探していた原因はここにあります。
毎食後に服用する漢方として『半夏厚朴湯』が、発作が起きたときように抗不安薬『ワイパックス』が処方されました。
帰りも電車でなんとか帰宅し、漢方薬の服用を続けました。劇的な回復はなかったものの、気持ちが少し楽になった感じはありました。
ワイパックスは一度服用したのですが、あまりにも効きすぎたため怖くなり、それが原因で抗不安薬も2年以上使わなくなりました。
半年後、A医師に「薬物過敏」と言われる出来事が起こるのですが、すでにこの時から薬に対して体が過敏に反応するようになっていたと思います。
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