パニック障害や全般性不安障害で処方される抗うつ薬や抗不安薬の服用について、離脱症状や依存について心配されている方も多くいます。そこで、断薬と依存についていくつか重要な事を紹介します。

 

抗うつ薬の断薬

抗うつ薬の断薬にともなう離脱症状ですが、これは少しずつ薬を減らして(減薬)脳をだますことで回避できます。

 

離脱症状と依存減らす量は医師と相談しながら決めます。離脱症状を回避するために2週間~一ヶ月を一単位として1/8ずつ減らして断薬に成功したという話も聞きます。

 

しかし薬をやめる時期に注意です。

 

薬を飲むことで症状が軽くなると「治った!」と感じていきなり断薬をする人がいます。

 

しかし、例えばパニック障害や全般性不安障害の原因となる『偏った考え方』や『完全主義の考え方』、『ストレスの溜まる環境』や『栄養バランス』などが改善されていないと、減薬中の離脱症状や体調の不安定さとストレスが相まって、症状が強くぶり返されることがあります。

 

『心と体と環境』をある程度整えて『安心感』を確保するまでは、減薬はしないようにしましょう。精神科医やカウンセラーの意見を交えて減薬の時期を決めると良いと思います。

 

また、もし断薬に失敗しても落ち込むことはありません。ふたたび薬を飲むことになりますが、時期が来れば断薬できるときは必ず来ます。

 

抗不安薬の依存について

抗不安薬の服用に関して『依存』を心配される方がいます。

 

離脱症状と依存2抗不安薬は二週間から一ヶ月以上の連続服用は依存のおそれがあるというデータがあります。しかし反対に、連続服用でも依存は出ないというデータも存在しています。

 

この違いは、ひとえに体質と服用量が関係していると思われます

 

薬が効きやすい人や残りやすい人、体質によって副作用が出やすい人がいるように、体質によって依存になりやすい人がいます。

 

また、単純に服用量が多いと依存が出やすくなります。

 

なお、個人差がありますが連続服用でも依存にならない人や副作用が出ない体質の人もいます

 

医者の処方

離脱症状と依存3医者が抗不安薬を処方する場合、患者側の症状や状態を考えた上で「『依存』の心配よりも、まずは今の症状を抑えるほうが重要」と判断すれば、頓服ではなく連続服用の処方を行います。

 

薬を大量に処方する医者もなかにはいますが、そのような医者は本当に僅かです。多くの医者は患者を薬漬けにしたくて処方しているわけではありません。

 

ただし、患者側で「薬が効きすぎる」と感じた場合や、「薬が多い」と感じた場合は遠慮なく医師に伝えてください。別の薬を処方してもらうという方法もありますので

 

患者側の服用量

離脱症状と依存4頓服として処方された抗不安薬であるのに、限界量を超えて服用をされる方がいます。

 

これは不安障害の症状を和らげたいがために服用してしまうのですが、限界量を超えて摂取してしまうと、体が抗不安薬に依存してしまい、薬が切れた時の反動でさらに症状が悪化してしまうということになりかねません

 

必ず医師の処方を守って、過剰に摂取しないようにしましょう。

 

抗不安薬を過剰服用しなければ症状が辛すぎると感じるくらいの状態であるのなら、将来減薬をすることを視野に入れて抗うつ薬の処方も考えて良いかもしれません。

 

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