行動療法

行動療法行動療法とは、認知行動療法とよばれる心理療法のうち、行動の部分にスポットをあてた治療方法を言います。

 

行動療法は主に広場恐怖や予期不安の治療を主眼に置いています。

 

家を出れない、車に乗れない、スーパーに行けない、美容院に行けない、電車に乗れない、人と会えないなど、ある場面に対して不安や恐怖などの感情が強く現れるのが広場恐怖です。

 

また、広場恐怖を起こす場面に近づくいたり、不安が喚起されること想像すると症状が現れることを予期不安といいます。

 

行動療法は不安や恐怖が起こる場面を避けず、自ら飛び込んで体と心を慣らし、その場面が不安や恐怖の対象ではないことを学習し直す治療方法です。暴露療法とも言います。

 

習慣化された不安や恐怖の対象を、行動と慣れで克服していきます。

 

 

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認知療法も併用することが大事!

行動療法2ただし、行動療法だけでは失敗することも多いです。

 

なぜなら広場恐怖の対象(つまりは、電車やスーパーなど)は、客観的には『不安や恐怖』の対象となりえないものを『不安や恐怖』の対象と認識してしまっており、その原因がパニック障害や全般性不安障害の患者の症状が引き起こす主観によるものだからです。

 

主観とはその人の物の捉え方であり、思考の癖によって形成されるものです。他人の視線を必要以上に気にする癖を無意識に持っていると、電車やスーパーなどで『人』を意識してしまい、強いストレスになってしまいます。

 

もともと『人』を意識する思考を強く持っていて、それがパニック障害や全般性不安障害の症状によって非常に強く現れてしまっている場合も多々あります。

 

認知の歪みをある程度治し、心に余裕が生まれてから行動療法によってさまざまな広場恐怖を克服していくべきです。

 

認知療法を疎かにしている、または症状がキツくて余裕がないときに、大きな広場恐怖を換気する場所にチャレンジしても、失敗することが多いです。

 

焦らないように!

行動療法3自信を付けるために行動療法を行うというのは間違いではありません。しかし、いきなり大きな広場恐怖の場面にチャレンジするのは辞めましょう。不安が大きくなるだけですから。

 

まずは家の周辺からはじめ、慣れてきたら友人や家族などの付き添いでスーパーなどに行きます。最初は一緒にスーパーを回ってもらい、それが慣れたら一人で回る。友人や家族は店の外で待っててもらいます。

 

完全に慣れたら一人でスーパーに行きます。

 

美容院ではパニック障害や全般性不安障害であることを話しておき、具合が悪くなったらトイレに行ったり薬を飲んだりすることをあらかじめ話しておきます。これをするだけでもかなり心に余裕ができます。美容師さんを信頼するのです。

 

行動療法4なお、美容師さんは病院の先生ではありませんので、パニック障害や全般性不安障害の症状に対して少しズレた質問や回答をしてくることがあります。しかしそれは単に「知らない」だけでほとんどの方に悪意はありません。

 

説明すればそれに合わせておおむね対応してくれます。丁寧に頼めばフォローをしてくれるものです。

 

電車は友人や家族に付き添ってもらい、最初は駅まで行って帰り、慣れてきたら一駅付き添ってもらい、それが慣れてきたら一人で一駅乗るというふうに、少しずつやっていきます。

 

あまり日を開けずに行うば、慣れるのも早くなるようです。ただし辛い症状が出たり余裕がない場合は、一つ~二つ手前の段階に戻して慣らしていきます。

 

パニック障害や全般性不安障害の段階や症状の強さによって『慣れる』までの時間はマチマチですが、「心にある程度の余裕を感じるまでは次の段階に進まない」ことを目安に行動療法を行うと良いでしょう。

 


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