体は筋膜の結合によって上半身、下半身、前面、背面とすべてにつながっていますので、上半身前面のストレッチだけではなく他の部位のストレッチも行うようにしましょう。
ストレッチを続けると胸や脇腹の筋肉のこわばりが取れ、猫背からくる背中の筋肉のこわばりも取れていきます。それに伴い呼吸が楽になったり胃腸不調などの症状も楽になっていきます。
思考の癖や環境などによって発生するストレスを軽減するための精神療法ももちろん大事ですが、ストレッチによって体をゆるめて『余裕』を持たせるための肉体へのアプローチもかなり有効です。
ストレッチを行う秒数は、該当部位を伸ばして2~3呼吸です。呼吸を止めず、肩や首などの体の力を抜いてストレッチしてください。
脇腹のストレッチ
- 足を肩幅に開き、タオルを肩幅に持ち両腕を上げます
- 息を吐きながらゆっくり体を右側に倒します
- 反対側も行います
背中が反らないように、下腹部に軽く力を入れて立ちましょう。あばらが1つずつ開いて肺に空気が入ってくるのをイメージします。
胸骨を広げる
- 床にあぐらで座り、体の右側の床に右手を置く
- 左手を頭上に上げて、体を弓なりに右側へ倒しながら胸骨(あばら)を1つずつ開くのを意識する
- 反対側も行います
床に置いた手を肘までつけるとさらに体が曲がります。呼吸を止めないように。
お腹をひねるストレッチ
- 床に仰向けに寝て膝を立てる
- 両足を一足分ずつ右側にずらす
- 息を吐きながら両膝をゆっくり右に倒す。反対側も行います
胃腸を刺激しますので、便秘や胃腸の機能低下に効果があります。お腹にガスが溜まる症状がある場合も、ガスが出やすくなるので楽になると思います。
ストレッチのやり方や重要性など、ストレッチに関連する記事はこちらです。
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