運動には大きく分けて二種類あります。有酸素運動と無酸素運動です。

 

有酸素運動は負荷をかけずに体を動かし続ける運動を言います。無酸素運動は筋肉を鍛えて大きくしたり、筋肉の持久力を上げる運動で、筋力トレーニング(筋トレ)のことです。

 

これとは別に、ストレッチもパニック障害や全般性不安障害を治す有効な運動の一つです。

 

パニック障害や全般性不安障害を治す上で運動は大きな助けとなるものです。有酸素運動も無酸素運動もストレッチも、どれも有効な運動ですがパニック障害や全般性不安障害の症状や各個人の運動能力、またタイミングなどによって行う運動は変わっていきます。

 

⇒有酸素運動についてまとめている記事はこちら

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肩こりなどの不定愁訴の原因

有酸素・筋トレ・ストレッチそもそもパニック障害や全般性不安障害になると、不安や緊張が行動や思考の大部分を占めるため、体は固くなりがちです。

 

肩こりや首こりを始め、背中のこりや肩甲骨の痛み、腰の痛みや緊張型頭痛など、さまざまな不定愁訴の原因の一つとなるのが『緊張による筋肉の硬化』です。

 

体に危機が迫っている状態になると、人間は無意識に呼吸が浅くなり体は硬くなります。瞬発的に行動して危険を回避したり戦ったりする準備に入るためです。普通は危険が去ると体から硬さは消えていきます。

 

しかし、パニック障害や全般性不安障害になると絶えず不安や緊張が続くため、体はずっと硬いままです。これが原因で血流が悪くなり、肩こりや頭痛などの症状が現れます。

 

耳鳴りや頭鳴り、頭がモヤモヤするのも血流が悪いことが大きな原因の一つです。

 

有酸素運動が有効な理由

有酸素・筋トレ・ストレッチ2有酸素運動は体全体を使う運動です。体の様々な部位の筋肉を動かすことで血流が良くなります。血流が良くなると栄養と酸素が体中に行き渡るため、疲弊した細胞が活性化します

 

また、体の各部位に留まっていた毒素(過剰に多い活性酸素や疲労物質など)もきちんと流れて尿などと一緒に排出されます。

 

細胞や筋肉を活性化させることで体が『生きる』ことを思い出していきます。体は動かないと機能が低下します。これは体を支える筋肉だけでなく、心臓や胃、腸や肝臓などの内蔵にも言えることです。

 

有酸素運動は内蔵を含む体のさまざまな部位を活性化させ、脳内物質の分泌も促されます。脳細胞の再生も促進されます。

 

有酸素運動を行うとしんどくなるという人がいますが、これは緊張や不安によって体が硬くなるため心肺機能も低下しているからです。そういった場合は運動をする時間を細く分けたり強度を落とすと良いです。

 

また、栄養が不足していると疲労からの回復が長引くこともよくありますので、栄養摂取もきちんと行うようにしましょう。

 

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無酸素運動が有効な理由

有酸素・筋トレ・ストレッチ3無酸素運動を行うと筋肉が増える。このようにイメージしている方が多いと思いますが、無酸素運動は筋肉だけでなく内臓や血管、骨も鍛えることができます。

 

有酸素運動が今現在の内蔵や筋肉などの連携を円滑にする運動だとすると、無酸素運動は今現在の内蔵や筋肉の機能を増強する運動です。

 

無酸素運動は体に負荷を与えダメージを負わせます。すると体は『同程度の負荷に負けないよう体を構築する』という機能が働きます。

 

ダメージに強くなり、それ自体の機能が上がるのです。無酸素運動は体の外側やインナーマッスルを鍛える運動ですが、その筋肉に関連して血管なども強くなり、骨や内臓にも影響を与えて機能がアップします。

 

なお、体が硬くなって症状が強すぎる場所(肩、首、背中など)は鍛える必要はありません。まずは別の場所を鍛えましょう。

 

別の部位を鍛える過程で徐々に症状が軽くなっていきます。症状がコントロールできる程度まで治ってから、ごく軽い負荷をかけてこれらの部位も鍛えていきます。最初から肩や首を鍛えると症状が悪化しますので気をつけてください。

 

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ストレッチが有効な理由

有酸素・筋トレ・ストレッチ4ストレッチはパニック障害や全般性不安障害を治す運動として導入しやすいと思います。不安や緊張で硬くなった体をほぐすため、また、有酸素運動や無酸素運動を行う前の準備運動として行います。

 

パニック障害や全般性不安障害の方の中には、有酸素運動や無酸素運動をやる気力がないという方も多くいると思います。そんな方でも簡単なストレッチならできますし、ストレッチだけでも続けていれば体の硬さは少しずつ取れていきます。

 

そうすればそのうちいくつかの症状も和らいでいきますので、さらに治すための意欲も出てきます。また、一番取り組みやすい運動でもあるので、ストレッチは是非行うようにしてください。

 

ストレッチを行うときは、呼吸を止めないように気をつけてください。また反動を使うのもダメです。反動を使って筋肉を伸ばすと、逆に筋肉は硬くなります。

 

ただでさえパニック障害や全般性不安障害の方は筋肉などが硬くなっています。反動を使わずゆっくりとストレッチを行いましょう。一週間も続ければ筋肉が柔らかくなっているのを実感できます。あとはそれを続けるだけです。

 

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